ブログPBM Lost Old

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傾 千悠(イラストレーター)

傾 千悠さんサンプル

初めまして、傾 千悠(けい ちはる)と申します。

ファンタジー、和服などを好んで描いております。
どうぞよろしくお願い致します。
服装や髪型などお任せも歓迎です。

Pixiv:https://www.pixiv.net/member.php?id=596913
Homepage:http://keichiharu.kan-be.com/
Twitter:http://twitter.com/nyanko_dou


■発注の際のご注意
左右指定は実際の人物から見て、又は画面から見た時
直接矢印で(これが確実かもです)記載頂いた上で発注お願いいた​します。
【サンプル:画面から見た時←の目が青・→の目が赤】

表情は一緒に性格など頂けるとイメージがしやすいです。


■かけないもの
・ガッツリ鎧
・ロボット
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  1. 2018/01/31(水) 20:50:13|
  2. イラストレーターページ

クレジットカード決済&コンビニ決済に対応いたしました

シナリオ、イラストのお支払い方法につきましてのお知らせです。

本日よりクレジットカード決済&コンビニ決済に対応いたしました。

ゆうちょゆうちょと連呼してきましたが、

これでパソコンの前だけで決済が可能となります。

よろしくお願いいたします。
  1. 2018/01/30(火) 13:29:46|
  2. お知らせ

相談について

大事なことを忘れていました。

PBMというか主にPBWには、
・相談必須のもの
・相談必須ではないもの

があります。

相談必須が主流だと思いますが、

ロストオールドでは、
「相談必須ではありません」

勿論、相談しておきたいな、と思ったらどんどん掲示板に書き込んでください。

何をやるか軽く挨拶して書いておこうかな、と思ったらちょこっと書くのも歓迎です。

必須のPBWで遊んできた場合、ものすごいギャップを感じるかもしれません。

ただ、

「書き込みをしなくてもルール違反ではない」

ということを頭に留めておいていただけると嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

  1. 2018/01/30(火) 09:04:35|
  2. シナリオの遊び方

キャラクターページのセルフイラストについて【追記あり】

クレジットカード決済に対応いたしました。

支払い用のショップを用意いたしました。

http://noberuproject.cart.fc2.com/

流れといたしましては、
ショップにて購入手続き
     ↓
(ゆうちょの場合は)振り込み確認
     ↓
    詳細送信

となります。
システム上、一度詳細を見ればイラストの送信は何度でも出来ますが、変更の場合はその都度料金が発生いたします。
ご注意ください。

(同ページにあるシナリオ参加の商品は現在0円になっていますが、サービス開始した時点で値段が変更されます)

また、PBWと関係ない商品(在庫切れ)もありますが気にしないでください。
いつか気にしてほしい時がきたら宣伝します。

【追記】
イラストのサイズについて
現在はBUのみとさせていただきます。

キャラクターページに載るイラストのサイズは300×400です。圧縮しますので、比率を守っていただければ、ショッピングカートの画像のような悲惨なことにはなりません。
また、元画像は別にギャラリーを作ってそちらにも掲載させていただきます。

【追記2】
外部サイトで発注したイラストについて

セルフイラストとしての権利購入&使用は不可能です。

ただ、キャラクターシートに載せることはできませんが、同イラストを
「個人的に注文した」ということと「ロストオールド」の名前とURLを表記した上で
Twitterや他SNS、個人ブログに載せることはOKとします。

  1. 2018/01/29(月) 10:00:00|
  2. お知らせ

ネルネ・ルネールネ

準備中 <名前>
   ネルネ・ルネールネ
 <性別>
   男性
 <年齢>
   307
 <どこから来たのか>
   叡智と共生の都 ルテティア
 <種族>
   スライム
 <身長> 255cm    <体重> 420kg
 <口調>
   かなり丁寧な男性口調(~です、~ます、
   ~ございます)

 <一人称>
   私
 <二人称>
   苗字+様、あなた様
 <性格>
   紳士的、温厚






決め台詞

「これはこれは。建て直し甲斐のある世界でございますな」(うぞうぞ)

自由設定

■プロフィール
齢300を数える大型スライム。
粘液状のその体躯は、並のゾウなら、すっぽり包み込んでしまえるほどのボリュームを誇る。
体の色は薄緑色。顔にあたる部位はないが、老紳士風のつけ髭をトレードマークとして着用している。

元の世界では、種族特性を活かして、建築家として活動していた。

■性格
穏やかな口調で、大人の余裕と品格を漂わせるジェントルマン。
物腰やわらか。いつでもやわらか。スライムだけに。
しかし、柔和でありつつも、建物の「機能美」には一貫してこだわるなど、匠らしい側面も持ち合わせている。

■特技
体で包み込んだ物質を、徐々に溶解させる能力を持つ。
このスキルを用いて、石材や木材を加工するというのが、スライム式建築の基本線である。
ただし、能力自体はさほど強力とは言えず、「生存中の生物は溶かせない」「相性の悪い物質は溶かせない」といった制約も多い。


 武器・スキル・アイテム一覧 続きを読む
  1. 2018/01/28(日) 23:48:57|
  2. PC

【ショートシナリオ】陰陽師の人生相談【戦闘なし】

陰陽師の人生相談


マスター:灰島懐音




 
「おんみょうじ?」
「なにそれ?」
「よく知らないけど、モンスターをやっつけてくれるんだって!」
「なんでもやさん? みたいなもの?」
「わかんない。困ってることを解決してくれるんだって」
 新しく召喚された陰陽師、月読 布留部(つくよみ ふるべ)は、勝手に噂する子供たちを陰からコッソリと見つめていた。
「おい……なんで俺が陰陽師だってもう知れ渡ってんだよ。隠す気はねえけどまだ誰にも言ってねえのにバレてると怖ぇんだけど?」
 布留部が目を向けると、柚本 メイ(ゆずもと めい)と神凪 巡(かんなぎ めぐる)は首を振った。
「俺はバラしてないよー?」
「わたしも」
「俺がバラしたんだよ」
 四人目の声に、三人は同時に振り返る。そこには、冨樫 慶太(とがし けいた)と最初の召喚者――緒方 唯我(おがた ゆいが)が立っていた。慶太は腰に両手を当てて自慢気に言う。
「誰にも見られてないと思ったのか? 廊下で見つけてガチャの部屋までつけてたんだよ」
「そうなの? わたし、気付かなかった……なんかショック……」
「俺は気付いてたー。マップにバッチリ映ってたからね。止める気ない感じだから放っときました」
「チッ。気配の一つにも気付けねえとはな……クソ、こっち来てからまだ勘が戻らねえ」
 苛立たしげに舌打ちをする布留部に、唯我が遠慮がちにおどおどとした感じで口を開いた。
「陰陽師なのに……着物じゃないんだね……」
「そういう『見た目』も重視するお客様には見合った恰好もするけどよ。
 そもそも急に呼び出されたんだから私服なのは当たり前だろ?」
「あ、確かに……。
 でも多分……他の召喚者達とかにもツッコまれると思うけど……がんばってね……」
 唯我はそして、慶太の後ろに隠れた。
「だから、陰陽師だってわかりやすいように俺がバラしてやったんだよ! 親切だ!」
「やったね月ちゃん自己紹介の手間が省けるよ!」
「そのネタこの世界でもあんのか?」
「なんのネタ……?」
「巡は知らなくてよろしい。
 ……まあ、事情はわかった」
 布留部は子供たちや、その中に混じる召喚者を見ながらニヤリと笑った。メイは気付く。開き直りの笑みである。こうなったらとことんやってやる、という捨て鉢な意思が見て取れた。
「それじゃあ、手始めにお悩み相談室でもやってやろうじゃねえか」


――――――――――――――――――――――――――――――――

<マスターコメント>

■ご挨拶
初めましての方は初めまして、そうでない方はお久しぶりです、灰島懐音です。
初ガイドはこのような感じで、布留部のお悩み相談室と相成りました。
遠慮なく絡んでください。くだらない質問でも答えます。生真面目だからね!

■NPCについて
ガイドでは慶太と唯我が出てきておりますが、基本絡めるのは「灰島NPCのみ」となります。その他NPCには絡めず、没アクションとなりますのでお気をつけください。
メイは面白そうなので見ており、巡は暇だからメイたちに同行しているイメージです。
布留部は「お悩み相談」と称して話を聞く気ですが、別に悩み相談でなくてもいいです。だれだれ? なになに? そんな興味本位の方でも相手する準備バッチリです。
ただし、からかい目的だったり、本件とずれるような内容にはスルーしたりはぐらかしたりするのでご注意を。

それではご参加お待ちしております。
――――――――――――――――――――――――――――――――

<リアクション>

 お悩み相談と称したやけっぱちに対する最初のお客様は、霜北 凪(しもきた・なぎ)だった。
「ケツポケットによ、スキットル放り込んでるんだけど」
 言いながら、凪はそれを取り出してみせる。
「そろそろ中身が切れそうなのよ。
 これがないと俺様のプライベートかつナイトライフ的に大モンダイだ。この悩みはかなり切実だぜ」
 真顔で言い放つ凪に、布留部は失礼ながら「平和な願いだな」と思った。陰陽師生活を送っていた際は、相談といえばやれ呪殺だ怨敵調伏(おんてきちょうぶく)だとやたらめったら怪しく危険なことばかりだったからだ。
「せんせー、助けてくれ!」
 嘆く凪に、布留部は腰を上げた。それから柚本 メイ(ゆずもと・めい)のもとへ行くと、近場にあるスーパーやコンビニの場所を教えてもらい、凪に向けて顎をしゃくった。
「買いに行くぞ」
「は?」
「なくなったら補充すりゃいいだろ。幸いこの近くに大型スーパーがあるんだってよ。そこ、行かね」
「ああー……確かにそうすりゃよかったな。やるじゃねえかせんせー、さっそく悩みが解決しそうだぜ!」
 そうこうしてスーパーに辿り着くと、パンデミックによる食糧危機の問題でか食品コーナーは荒らされて――否、ほとんど空にされて――いたが、子供たちはあまり酒に興味はなかったようだった。酒類コーナーには、普通のスーパーよりもいい品揃えの商品がズラリと並んでいる。
「おお! 俺様のライフパートナーバーボン!」
「あってよかったな」
「ああ、助かった。せんせーも何か買うか?」
「いや、俺金持ってないから。買うに買えねえな」
「え、金なきゃダメなのか? 俺も金ないぞ」
「…………」
「…………」
 沈黙が二人の間に落ちた。それを破ったのは、凪の方だった。
「俺を喚んだヤツが言ってたんだがよ、この世界ではもう金の概念はねえらしいんだよ」
「ほお」
「売る人間は死に絶え、買う人間は少ししか金銭を持っていない。だが、物資だけはある。この状況の中で、金銭の概念は消え失せたんだと」
 そうは言われても納得しきれない。が、まあ、凪が何を選ぼうと彼の自由だろう。布留部はこれ以上口出しするのはやめて、「どの銘柄にするんだ」と問いかけた。凪は、あまり聞かない銘柄のバーボンを二本、手に取って笑う。焼酎・日本酒党の布留部にはわからなかったが、恐らく隠れた逸品なのだろう。
「これで問題ねえ」
「にしてもよ、最初からこうすりゃよかったんじゃねえの。自己解決できたじゃん、俺の相談いらなくねえ?」
「なーに、ちょっとした挨拶がしたかっただけでよ。
 さあ、この酒は俺の奢りだ。好きに飲んでくれ」
 と言って、先程二本取ったバーボンのうち片方を渡される。
「バーボン苦手なんだけど。焼酎・日本酒派なんだよな」
「そっち買うか?」
「いやいい、お前の気持ちを無碍(むげ)にしたくもないし」
「しかし日本酒か、趣味が合いそうだな」
「そうなの?」
「すき焼きで日本酒とか最高だろ」
「最高かよ……」
「そこに出汁が染みた下仁田ネギ。完璧だ」
「いや待て。ネギは深谷だ、そこは譲れねえ」
「下仁田だろ」
「深谷だ」
「……どうやらこの議論は今度ゆっくり腰を落ち着けてするべきだな……」
「ああ、いつでもこいや」
 こうして二人は不敵な笑みを浮かべ合うと、その場で別れたのだった――。


*...***...*


 犬がいる。
 体長70cmほどのシベリアンハスキーで、体毛はブラック&ホワイトの凛々しい子だった。
 神凪 巡(かんなぎ・めぐる)は、自然と目が輝くのを感じていた。というのも、彼女は無類の犬好きなのだ。犬は、巡に劣らずキラキラとした目で布留部のもとを尋ねている。布留部はどうしたものかとばかりに頬を掻いていた。
「あの子が気になる?」
 と、メイ。
「ブラッシングしてほしいみたいよ。ちょっと近付いてってみよっか」
「メイ、わんこさんの言葉わかるの」
「俺ちゃんの翻訳センサーを馬鹿にしてはいけない」
 メイ曰く、どの国・どの種族の言語でも翻訳する魔法をかけてみたそうだ。必要とあらば、布留部に手を貸すつもりだったのだろう。
「ブラッシング、女の子だと嬉しいってさ」
「……もしかしてわたし、適役?」
「かもね」
 メイが柔らかく微笑むと同時、巡はシベリアンハスキーのもとへ駆けていった。遅れてメイもやってくる。
「なんだお前ら」
「いや月ちゃんがヴォルクくん相手に困ってそうだから」
 ヴォルク、というのはこのシベリアンハスキーの名前だろう。近くで見ると、目の色が左右で違うことに気付いた。オッドアイだ。その綺麗さに目を奪われる。
「わんこさん……ブラッシング、する?」
 尋ねると、元気よく「わん!」という答えが返ってきた。尻尾をフリフリ、全力で同意しているようだ。ただ、それだけでは何を伝えたいのか確約できないため、メイを呼ぶ。
「メイ……翻訳……」
「ああ、いいよー。今のは、よろしく頼んだ! って言ってるね。あと俺に向けて、『俺の言葉がわかるというのか……?』って猜疑心出してるかな。
 ヴォルクくんのことビックリさせちゃったねー。俺、魔法使いなんだよ。だから、犬の言葉でも人の言葉のように聞こえるんだ。ヴォルクくんが俺らの言葉を解すようにね」
 巡の知らないところで話が進んでいくので、とりあえず、ヴォルクの傍に膝をつき、傍に落ちていた――恐らくヴォルクが持ってきた――ブラシで丁寧に梳き始める。すると途端にヴォルクは気持ちよさそうにキュウンと鳴いたので、巡の頬は自然と綻んだ。
「ああ、あとめぐ、シャンプーしてあげると喜ぶと思うよ。ヴォルクくん綺麗好きらしいから」
 本当になんでも聞こえているらしい。さもありなんとばかりに言われて、巡は少し面食らったが、「いいよ……おいで……」とヴォルクを連れて家までの道を行く。
「家帰るん?」
 メイが尋ねてきたので、巡は素直に頷いた。犬のシャンプーをするにあたって、お湯の温度は35度~38度が一般的とされる。加えて、犬用シャンプーがなかったので、どこかで調達する必要があった。
「じゃ、俺も行こうかな~。
 じゃあね月ちゃん、お悩み相談頑張って!」
 メイの言葉に、布留部が「おう」と頷く声が聞こえた。次いで、
「……俺の出番必要だった?」
 という独り言が聞こえてきたが、気にしないふりをした――。


*...***...*


「こんにちは」
 と、几帳面な挨拶を交わしてきた青年に、布留部も「ちわ」と返した。
「僕の名前はリンヴォイ・レンフィールドと申します。悩みを聞いてくださると伺ったのでやってきました」
 こちらお悩み相談のお礼です、と差し出されたのは手作りクッキーである。無性にコーヒーが飲みたくなった。今はないけれど。
「悪ぃな、サンキュ。いただくよ」
「はい、どうぞ。
 あの……それで早速なのですが、布留部さんは陰陽師と聞きました。陰陽師とは、どういう生業(なりわい)なのでしょう? 僕の国では聞いたことがなく……」
「ん? 端的に言えば、陰陽道に関する行事を司る職の人、だな。
 陰陽道っていうのは学問の一つで、人間の吉凶を判断していた。つっても俺は陰陽道より退魔師としての力のが強ぇんだけどな」
「タイマシ?」
「魔を退けるって書くんだ。お祓いなんかが最たる例かな」
「オハライ……?」
「悪い悪い。知らねえ言葉ばっかり言われても困るよな。まあ俺のことはいいからよ、お前の相談聞かせてみ?」
 疑問符を浮かべているリンヴォイにそう言って促してやると、彼は小さく頷き、決意の揺らぐ瞳で布留部を見た。
「僕の国は騎士の国なんです。そして、僕は見習い騎士で、将来は王の剣となるべく生きてきました。
 けれど――困ったことに、ここに王はいらっしゃいません……。しかし、騎士として王に仕える夢は捨てたくないのです。
 であれば、ここで我が主君となる方を見つければいいとの考えに至ったのですが、それにも問題がありまして……」
 そこで一つ、リンヴォイはため息を吐く。本当に困っている様子が見えて、なんとかしてやりてえなあ、という気持ちが先行する。
「問題ってのは?」
「はい。――ずばり、王とは? 王に相応しい方とは? それが僕にはわからないのです……何せ、王とは国にいて当たり前の方でしたので……」
 ぜひ意見をお伺いしたく、と深々と頭を下げるリンヴォイに、布留部は少し考えた後、口を開く。
「騎士ってのは、自分が忠誠を誓える相手に剣を捧げるんじゃねえのか?」
「え……?」
「王だから仕える、っていうの、ちょっと違和感があるんだよな。守りたいべき人を守るのも騎士道って言えるんじゃねえのかなって」
 煙草に火を点け、軽くふかす。青空の下、白い煙が広がった。
「今のお前に守りたいやつはいるか?」
「いえ……昨日今日ここに喚ばれたばかりですので……」
「じゃあ、探せ」
「王より先に、ですか?」
「さっきも言ったけど、王だから仕えるってのは違和感があるんだって。『王』って肩書に仕えるんじゃなくて、お前が本当に守りたい人に仕えるべきだと俺は思うよ。だから、守りたい人がいないなら、探せ。それがお前のアイデンティティになる」
「…………」
 リンヴォイは、布留部の言葉に黙り込む。
 よく知らないで知ったふうな口を利いちまったかな、と思いながら煙草を吸い、短くなってきたので携帯灰皿に吸い殻をねじ込んだ。
「まあ、弱きを救うのが昔からのセオリーだよな。つまり、今こそ剣を振るう時じゃねえの?」
 子供たちしかいない、この国で。
 子供たちを守るために、己の力で。
「そう……ですね。ありがとうございます、色々考えてみます」
「おう。でも、あんまり根詰めすぎるなよ」
 去っていくリンヴォイの背に手を振りながら、布留部は「てめえにできることを探すのってなかなか難しいんだよなあ」とひとりごちるのだった――。


*...***...*


「ほぉ、お悩み相談室ですか……大したものです」
 と、慇懃無礼に言い放った男に、布留部は腕組みをして「そうだけど」と答えた。
「ふん。まずは自己紹介でもするか。
 俺の名前は織主 桐夏(おりしゅ・きりか)。アニメ大国ニッポン出身の純粋培養ニッポン人だ」
「マジかよ俺もだ」
「マジかよ」
「お前がこんなところに喚びだされてもうろたえてない原因、わかった。日本じゃ異世界転生モノばっかり流行ってるからだろ」
「グレート。まさにその通り」
 妙な親近感が湧いてハイタッチした。意味はない。
「まあそれなら話は早ぇ。俺の相談内容は、クソ作品の枯渇問題。これに尽きる」
「わかるわ、ああいうクソみてえなのないとそれはそれでつらいんだよな」
「わかるか。あの、何も考えないでいい時間のクソ大事さが」
「ねえんだよなあ、ああいうの観たり読んだりする以外にそうなれる瞬間」
 仕事で疲れて帰ってきた時、ただアニメやドラマを垂れ流したり、インターネット上に跋扈(ばっこ)する作品を読んだりすることで、余計なことは考えなくてよくなる。気分次第で見るのをやめることもできるし、日本の文化は大事なものなのだ。
「日に一度テンプレクソ作品を見て悶え苦しみながら糧(かて)としていた俺としては、これからの活動に支障が出る可能性すらある死活問題だ」
「ああ……」
 わかる自分が悲しい。
「それにだ、クソ作品が生まれるということは、人類がそれだけくだらないことに時間と労力を注げるだけの余裕と豊かさがあるという証拠だろ?
 つまり、クソ作品が多ければそれだけ人類が豊かになるということだ」
 桐夏の考えは多少、布留部よりも思い入れが強く極論だったものの、言いたいことはよくわかった。なので、言葉を繋ぐ。
「この世界、クソ真面目だよな。今厄介になってる家にある本、一通り目ぇ通したんだけどよ、どれもクソじゃねえの。ガチなの」
「やっぱりか。そんな気はしてた」
「笑えねえだろ」
「笑えねえな。
 ……故に問いたい。この世界にクソ作品を齎(もたら)し、再び人類が目にするためにはどうしたらいい?」
「んなもん簡単だ、お前が作っちまえばいい」
 一刀両断の答えに、すかさず桐夏も口を開いた。
「生憎俺は消費者なんだよ。クソ生産者にはなれねえ。むしろあんたが作れ」
「俺だって消費者様だよ動画見放題サイトに月額登録してるわ」
「それくらい普通だろ」
「だよな?」
「……じゃなくて、作れよ。あんたも数多のクソ作品を見てきたならテンプレくらいわかるだろ」
「まったく同じ言葉を返すわ」
「俺がやったら全部二番煎じでクソ以上にクソになるわ」
「だぁら、まったく同じ言葉を返すわ」
 そうした押し問答は、驚くべきことに十分以上続いた。
 遠くで眺めていたメイが、「よくやるー」と呟く。
「布留部の相談……? 大変そう……?」
 巡が聞いてきた。「相談と言うか」と苦笑すると、巡は小首を傾げる。
「なんてーか、うん、聞いてる分には面白い」
「そうなの?」
「渦中には飛び込みたくない」
「ああ……」
 そんな生暖かい目で見ていると、ついぞ布留部と桐夏は「最初はグー!」とやりだした。お互いパーを出していた。卑怯だと思った。
 そしてそのジャンケンも、まずありえない確率であいこが続きに続く。かれこれ五分は譲らぬ戦いが繰り広げられていた。これは決着がつかないな、と思ったメイは、「ねえー」と二人に声をかける。
「「ああ?」」
「うわハモってる怖。
 えーとね、そろそろ次のお悩み相談にいったほうがいいと俺ちゃん思うのね」
 布留部がメイの後方を見やる。次の相談者が、少し困ったような顔つきで佇んでいた。
「白黒つかねえと気持ち悪ぃが、これ以上時間も割けねえな……」
「だからあんたが作れよクソ作品を」
「おい話が戻るぞ一旦やめろ。……今日のところはひとまず終いだ。この決着は今度つけるぞ」
「仕方ねえな……だけど俺は譲らねえからな」
「俺だって譲らねえわ」
「おーい二人とも、話が戻ってるよー」
 ――といった具合で、メイが仲裁に入ったことでようやく桐夏の相談は終りを迎えたのだった――。


*...***...*


「こんにちは、アヅキ・バルです」
「小豆?」
「いいえ、秋の月と書いて、秋月(あづき)。小さい豆じゃないのです」
 微妙なイントネーションの変化に気付いたらしく、アヅキがやんわりと否定する。いい名前だな、と言うと、アヅキは少し嬉しそうに微笑んだ。
「それで、何かお悩みでも?」
「いいえ、実は特に。
 日本から来た陰陽師の方がいると聞いて参りました。同郷同士、仲良くしたいなぁって」
 柔らかな物腰に好感を覚えながら「ああ、いいよ」と頷くと、アヅキは「よかった」と相好(そうごう)を崩す。
「まぁ、同郷といっても……私の父はエイリアン――アラクニア人というのですが」
「エイリアンの類は初耳だな、仕事でも中々出会わねえし」
 もっとも、水陸両用巨大深海魚の退魔を任されたこともあったため、さほど抵抗はなかった。似たようなものだろう、多分。
「そういうわけで、私はエイリアンと現地人のハーフなのですが、それでも仲良くしていただけると幸いです」
「ああ、全然いいよ」
「自分で言っておいてなんですが、エイリアンだという事実に驚かないんですね?」
「これくらいでいちいち驚いてたら陰陽師務まらねえよ」
「そうなのですか。中々ハードなお仕事なのですね」
 言われてみれば。深く首肯(しゅこう)し、改めてアヅキに向き直る。見た感じ、普通の地球人だ。小柄で、高校生くらいに見える。言われなければエイリアンだとは気付かないだろう。
「どんなエイリアンなの」
「蜘蛛ですね。人の上半身と、蜘蛛の下半身を持ちます。シェイプチェンジ能力があるので、普段はこの格好をしているのですよ。現地人にバレても面倒ですので」
「のわりに俺にはすんなり明かしたな」
「なぜでしょう?」
「俺に聞かれても?」
「それにしても、血筋でしょうか。未知の世界に飛ばされてきてしまうのは」
「親父も異世界に飛ばされたクチ?」
「うーん、異世界と言いますか。父は、乗っていた学術宇宙探査船の故障で、遠く離れた星に不時着した経緯を持つのですよ。なので、私もそういった星の下に生まれたのかなあって」
「船の故障と異世界召喚じゃだいぶ違う気がするけどな」
「確かに。
 ……それにしても、ちょっと想像していたイメージとは違いますね」
 唐突な発言に、布留部は片眉を上げて怪訝(けげん)そうな表情を浮かべた。想像とは一体なんだ。
「あ、もちろん、悪い意味じゃないですよ。ほら、陰陽師って聞くと、胡散臭いイメージもあるじゃないですか」
「ああ……うん、いるよ、胡散臭いの。変な坊さんとか、タレント退魔師とか」
「でしょう? それに比べて、あなたは全然、そんな感じがないなあって。
 あ、でも、つくよみって名前はいかにも『ザ・陰陽師』って感じですけど」
「それは俺も思う。お前が言う星の下みたいなもんだろうな」
「なるほどです。
 ところでお名前を伺った時から疑問だったのですが、ふるべぇってどういう字なのです? ちょっと落語家っぽいなって思ったんですけど」
 キラキラネームだとはしょっちゅう言われていたが、落語家とは初めて言われた。そういう発想もあるのな、と思いながら、地面に木の枝で名前を書いてみせる。
「布に、留守の留。それから部活の部で布留部」
「へえ、変わってますね」
「生まれつき俺の力が強いから、縁起を取って言霊(ことだま)からつけたんだと」
 母親はいくらなんでも可哀想だ、普通の名前にしたほうがいい、と言ったらしいが、破天荒な父――彼も高名な陰陽師である――によってゴリ押しされたと昔聞いた。おかげで、国語の授業の際、自分の名前の由来を発表する機会があった時は苦痛でしかなかった記憶がある。
「そうですか、布留部ぇ。うんうん。変わった名前ですがいい響きですね」
「そりゃどうも」
「これからもよろしくしてくれますか?」
「お前が敵にならなきゃな」
「それなら大丈夫ですね。では、以後お見知りおきを」
 アヅキはそう言うと、ニッコリと笑って「それでは今日はこの辺で」と背後を振り返りながら言った。アヅキの後ろには、相談をしたがっている人が小さな列を作っている。
 気配りのできるエイリアン……新ジャンルだな、などと若干失礼なことを思いつつ、布留部はアヅキに手を振って、別れたのだった――。


*...***...*


「こんにちはぁ」
 という声は、間延びしていて、穏やかな印象を与えた。きっと、のんびり屋でマイペースなタイプだ。こういう人種は、近くにいたのでよくわかる。
 声の主はフワフワとした淡い金髪を持つ、眠たげな顔をした幼女だった。身長など、布留部の腰の辺りまでしかない。園児クラスだ。ふと、自分が召喚された時のことを思い出す。見た目が若いせいで随分ガッカリされたものである。彼女もそうだったのだろうか、と思うと勝手にシンパシーが沸いた。
 そんなことを考えていると、目の前の幼女が口を開く。
「人生相談をしてくれる人がいるって聞いたんだけどぉ、あなたが布留部さんですかぁ?」
「そうだよ、お前は?」
「あ、どうもぉ~、自己紹介が遅れちゃったねぇ。私はミーティア・アルビレオだよぉ、気軽にミーティアって呼んでねぇ」
「じゃ、そうさせていただくよ。
 知ってると思うが俺は月読布留部。陰陽師だ」
「うんうん~、話には聞いてるよぉ。人生相談をしてくれるんでしょぉ? 気になって来ちゃいました~」
 ということはお悩み相談だろうか、と思ったがすぐに思い直す。目の前の彼女はマイペースだ。マイペース人間が普通の理由で動くはずがない。
「それで相談なんだけどぉ……何を相談しようかなぁ」
 ほらみたことか。
「いやぁ、来てみたのはいいんだけどぉ、相談することがなくてぇ……」
「そんなもんだと思ったよ……」
「あ、ガッカリしたぁ? ごめんねぇ、私、いつもこんな感じでぇ……」
「見りゃわかるから気にしないでいいよ。ま、悩みがないならいいんじゃねえの」
 召喚されて一日でこの世界に順応できるくらいなのだから、メンタルも強いのだろう。単にマイペースがすぎる可能性も高いが。
「う~ん……悩み、あったなぁ」
「あん?」
「眠いんだぁ……」
「……平和な悩みだな」
「ぶぅ、そうでもないよぉ~。なんかね、どれだけ寝ても眠くなっちゃってぇ。昔からずっとなんだよねぇ」
「ナルコレプシーか?」
「なぁにそれぇ?」
「俺のいた世界の病気。突発性睡眠障害ともいう」
「難しいねぇ」
「簡単に言うと、どんな時でも不意に眠っちまうってやつだな」
「う~ん、そこまで酷くないかなぁ。一応ねぇ、眠いの我慢はできるんだぁ。でも、寝ても寝ても眠いんだよねぇ。今も、お話やめたらすぐ寝ちゃいそう~……」
 そんなに眠いのなら眠ればいいのでは、と思った布留部は、太腿をポンポンと叩いた。
「寝ろ」
「ふぇ~?」
「寝なきゃしょうがないヤツもいる。お前はそうなんだろうよ。だったら無理せず、寝ろ。枕くらいにゃなってやる」
「えぇ~いいのぉ? 初対面なのに優しいねぇ」
「放っとけねえんだよお前みたいなヤツは。
 ほら、適当に時間が経ったら起こしてやるから横になれ」
「うん、わかったぁ」
 ふわぁ、とあくびをこぼしながら、ミーティアが布留部の腿に頭を載せる。
「布留部さん、足硬いぃ」
「悪いな、鍛えてんだよ」
「余分な脂肪がないんだねぇ。……」
 ふと会話が途絶えた瞬間、沈黙が落ちた。見れば、ミーティアはスヤスヤと寝息を立てていた。本当に、話を止めたらすぐに寝た。布留部もいつでもどこでも眠れる自信はあったが、ここまで寝付きがいいのはもはや才能だろう。
 お悩み相談を始めた理由も適当だが、俺は一体なんでこんな――それこそ保育士のようなことをしているのだろう、と疑問を抱く。
 即座に、考えたら負け、という言葉が浮かんだので、布留部は何事もなかったように「はい次」とお悩み相談を続けるのだった――。


*...***...*


「どうも、初めまして。刀神 大和(とうがみ・やまと)だ」
 と、礼儀正しく挨拶をしてきたのは、高校生くらいの青年だった。体格は自分と同じくらいだろうか、と布留部は大和のことを見つめる。
「月読さん……でいいんだっけ?」
「布留部でいいよ。さん付けもいらね」
「わかった。いきなり喚ばれた者同士、よろしくな」
「ああ、よろしく」
 差し出された手を握り返す。見た目より、手がごつい。何かやってる手だな、と思いながら離し、「それで、お悩みは?」と言葉を投げかけた。
「いや、これからどうしようかと思ってね……」
 それは布留部も考えていたことだ。よくある物語のように、強大な敵が待ち受けていて、倒せばそれでハッピーエンド、というわけではない。そもそも、何をすればいいかもわからないのだ。おかげでお悩み相談などとトチ狂ったことを行っているわけで。
「ハッキリ言うけど、勝手に喚ばれてなんとかしてくれと言われても迷惑なんだよな」
「めっちゃわかる」
「だろ? だから帰ろうとしたんだが、どうやら片道切符らしい」
 それは初耳だった。思わず、少し離れたところで様子を伺っていた巡とメイの方を見ると、話が聞こえていたのかわざとらしく目を逸らされた。あいつら後でお説教だな、と心のメモに刻んでおく。
「喚んだヤツを責めても状況は動きそうにないし、帰る手段を得るまでは、ここで暮らさないといけない。とりあえず当面の生活環境の確保をしたいんだが、どうしたものかな……」
「そうだなあ……生産ラインも全部止まってるし、開拓でもするしかねえんじゃねえの。どっかのアイドルみたいに」
「アイドル?」
「悪い、俺の国の話。続けて?」
「ああ。それで、俺ができそうなことを考えていたんだ。その結果、一つの結論に至った」
「何?」
「ここでは外敵と戦わないとまずそうだ。知っているだろ? モンスターが出るって話」
「もちろん。危害を加えに来たら容赦なくやるつもり」
「そういえば、陰陽師ってどうやって戦うんだ?」
「うん? 陀羅尼(だらに)っていう、経文を唱えて消し去るよ」
「変わった戦い方なんだな……俺の知らない世界が多くて恐れ入るよ」
 地球にいた頃は陀羅尼でなんでも解決できたが、はてさてこちらでもそうなってくれるといいのだが。もっとも、戦わないのが一番平和的であったが、どうやらそれは難しそうだ。
「話を戻そうか。モンスターが出るから……って話だったな。大和は何を考えてるんだ?」
「ああ。武器を持って戦おうと思う」
「一番現実的かつ戦闘力を得られるいい方法じゃねえか。だけど、武器はどうする?」
「俺は、神へ奉納する武器を作っている鍛冶師の一族なんだ。道具と材料さえあればいくらでも作れるし、奉納に際して武器を持って舞を舞うから、武器の扱いも一通りこなせるよ」
 何かやってる手だ、と思ったのはそのためだったらしい。どうりで、と一人納得しながら、「じゃあ」と言葉を続ける。
「加持(かじ)でも唱えてやるよ」
「加持?」
「簡単に言うと、仏の助けを借りるってこと。ちょっとした加護が得られて、強い武器になる」
「そうなのか……それは助かる。ありがとう」
 大和は深々と頭を下げる。武器に対する真面目な人柄が、そこに現れていた。
「……と、今はそんな感じか。布留部のおかげで結論が出た。助かったよ、また話を聞いてくれ」
「いつでもどうぞ。じゃ、武器作り頑張れよ」
「ああ、そっちもな」
 爽やかな笑みを浮かべて去っていく大和を見て、俺もなんかするべきかねえ、とこの先についてぼんやりと考えながら、布留部は最後の相談者に目を向けた――。


*...***...*


 その女性は、チャイナドレスによく似た服を着て、腰に剣を提げていた。纏う雰囲気や、ただの立ち姿なのに隙がないことから、かなりの手練(てだれ)と見て取れる。
 ポニーテールを揺らし、整った顔立ちを僅かに緊張で歪めた彼女は、「相談しに来ました」とだけ言った。端的な言葉は、周囲に子供たちがいるためよく精査して選んだものだと感じられる。
「公 玲蘭と申します」
「ご丁寧にどうも。月読布留部だ」
「存じております。
 それで……同じ召喚者の布留部さんに相談する内容ではない気がするのですが……」
 一つひとつ丁寧に文言を選びながら、玲蘭は言の葉を紡ぐ。
「……ある目標に向かって生きてきた人が、唐突にその目標に向かうことが絶対にできなくなったら……どうするのが正しいのでしょうか」
「……うん?」
「気持ちを切り替えて、別の目標を探すのが正しいのか。それとも、あくまで追い続けるのか。……わからないんです」
 儚げな笑みを浮かべた玲蘭に、布留部は言葉をゆっくりと反芻(はんすう)した。
「目標、ね……」
 それがなんであるか、玲蘭は明かさない。それゆえこちらも返答に困った。
 自分だったらどうだろうか。布留部は考えてみる。目標。そのようなものを持っていた時期もあった。結局は、親の後を継いで陰陽師になることを選んだが、もし、最初に選びたかった道を選んでいたら、今頃はどうなっていたのだろう。あの時なぜ、がむしゃらにならなかったのだろう。
 今更考えても、答えなど出ないことだった。当時はそれでいいと思っていたし、今でも自分の選択を恥じたことはない。
 だから、玲蘭に言えることはこれだけだった。
「絶対に正しいことなんてねえよ」
「…………」
「俺らにできることは、自分の意思を信じて動くことだけだろ」
「……なるほど」
 玲蘭は静かに頷くと、少し気分が晴れたような笑みを浮かべて、
「私はこうして、誰かに後押ししてもらいたかっただけかもしれないですね」
 と言った。その言葉を引き出せたということは、目的を果たせたということだ。
「あなたの言葉、よく覚えておきます。相談に乗ってくれてありがとう」
 微笑んで去っていった後ろ姿を見ながら、これで一仕事終わり、と布留部は首をコキリと鳴らした。
 気付けばもう、夕暮れになっている。日が落ちるとさすがに寒い。
「そろそろ帰るか」
 と、巡とメイに声をかけると、二人は仲良く同時に頷き、三人並んで帰途につくことにした。
「布留部」
 不意に、巡が口を開く。
「悩みの答え、出た?」
「はあ?」
「だって、自分のためにお悩み相談してたんでしょ……?」
 驚いた。
 まさか巡に見破られているとは思わなかったからだ。
 彼女は思った以上に人のことをよく見て、観察している。侮れないな、と初めて思った。
 閑話休題。
 ここに来て一日、まだ右も左も分からない中こんなことをしでかしたのは、自分がどのように暮らしていくかを見極めるためでもあった。
 その答えが出たかはまだわからないが――。
「目に見えるものだけでも守るか」
 様々な人の相談を受けた結果、そのような結論に至った。
 布留部は平和が好きだ。人々が笑って暮らせる世界がいい。
 それがたとえ、自分が生まれ育った国でなくとも、こうなった以上はとことんまでやってやろうと、決意を固めたのだった――。

――――――――――――――――――――――――――――――――

<あとがきマスターコメント>

ご参加ありがとうございます。
久しぶりのPBW、楽しく書かせていただきました。
みなさんがやりたいことができていたらいいな、と思います。
楽しく読んでいただけますように。
それでは失礼致します。

――――――――――――――――――――――――――――――――

<定員> なし
<参加締め切り> 1月31日23時
<アクション締め切り> 2月4日23時
<リアクション公開予定日> バレンタイン

<参加者>
織主桐夏
リンヴォイ・レンフィールド
刀神 大和
公 玲蘭
アズキ・バル
ヴォルク
ミーティア・アルビレオ
霜北 凪

  1. 2018/01/28(日) 12:00:00|
  2. リアクション

入金について

いろいろとご心配をおかけしていると思うので、

本日公開のシナリオの入金について書いておこうと思います。

さて、ゆうちょ以外の支払方法ですが、
審査が通ったことはTwitterでお知らせしましたが、今日、書類を提出しました。
土日挟むので利用できるのはその後になると思いますが、
1回目のシナリオ2本の入金に間に合う可能性がびれぞんです。

なので、今回のみルールを変更して、

「アクション締切日までに入金が確認できればOK」

とします。
アクションは、入金前から受け付けます。

決済可となるのは、
クレカ(VISA、MASTER、DINERS、JCB、AMEX)
コンビニ決済(セブンイレブン不可)

となります。

ただし、あくまでもびれぞんなので、そんなギャンブル打てないわ! という方はゆうちょでお願いいたします。

また、2本参加でゆうちょの場合は、2本分まとめて1回でご入金ください。別々にする必要はありません。

よろしくお願いいたします。
  1. 2018/01/28(日) 00:43:57|
  2. お知らせ

リンヴォイ・レンフィールド

リンヴォイ・レンフィールド <名前>
   リンヴォイ・レンフィールド
 <性別>
   男性
 <年齢>
   20
 <どこから来たのか>
   中世ヨーロッパに似た騎士の国
 <種族>
   人間
 <身長> 182cm    <体重> 70kg
 <口調>
   柔らかめの男性口調。目上年上には敬語を使う。「~かな」「~だろう」「~だね」
 <一人称>
   普段は僕。本気になると俺。
 <二人称>
   貴方。~さん。
 <性格>
   礼儀正しい堅物に見えて、内面は我が道を行く飄々とした明るい性格。






決め台詞

僕のことは、気軽に『リン』と呼んでくれたら嬉しい。

自由設定

金髪に碧の瞳を持つ、騎士見習いの青年。
祖国を守護する騎士となるため、幼い頃より両親に騎士道精神を叩き込まれた。
剣、弓、槍、盾の扱いは騎士の嗜み…だが、本当は徒手空拳での殴り合いが一番得意なのはナイショ。戦わないのが一番だけどね。
黙っていれば気品ある爽やかな雰囲気を醸し出しており、普段は騎士として礼儀正しく接する。レディファーストは常に忘れない。
甘いお菓子が大好きで、趣味はお菓子作り。お酒が苦手で下戸。
突然召喚され、仕えるべき主君を失った事に一瞬戸惑うも、それならば新たな主君を探せばいいかと、非常にポジティブ。
真面目な顔の裏で、未知なる美味しいお菓子との出会いに胸を躍らせている。

 イラストレーター:宮幻ハツ

 イラスト一覧

 武器・スキル・アイテム一覧 続きを読む
  1. 2018/01/27(土) 23:26:37|
  2. PC

シナリオ種別について

シナリオの種別は現在4種類となります。

ショートシナリオ      参加費500円    アクション文字数250字

コモンシナリオ       参加費1000円   アクション文字数500字

レアシナリオ        参加費1500円   アクション文字数700字

キャンペーンシナリオ   参加費1500円   アクション文字数700字
※キャンペーンシナリオは、6話以上の続き物になる長編レアシナリオとなります。


尚、現在、予約システムはありません。
  1. 2018/01/27(土) 18:01:47|
  2. シナリオの遊び方

1月28日の12時に初シナリオガイド2本を公開いたします

タイトル通りですが、

1月28日の12時に

シナリオガイドを2本公開いたします。参加方法はこちら↓
http://rosuoru.blog.fc2.com/blog-entry-29.html
をご確認ください。

突然のご報告と公開になりますので、参加受付を一日伸ばして三日とし、1月31日の23時まで受け付けます。

1本は灰島マスター(ショートシナリオ)
もう1本は沢樹(コモンシナリオ)が担当します。

シナリオ種別につきましては別途説明記事を公開いたします。

よろしくお願いいたします。

  1. 2018/01/27(土) 17:55:29|
  2. お知らせ
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