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【レアシナリオ】召喚者達の選択

召喚者達の選択


マスター:沢樹一海




 
 漫月造の研究室で、朝比奈愛依は改造を終えた召喚者ガチャを見上げていた。
「……これで、皆を元の世界に帰すことができるんだ……」
 目標を達成したにも関わらず、彼女の表情は明るくなかった。試行錯誤してみたものの、召喚者達が帰還先から漫月に再訪する機能はつけられなかったのだ。
(やっぱり、双方にガチャがないと、そもそもの通り道が作れない……)
 目を閉じて心を落ち着けること数秒――瞼を開けた愛依はスマートフォンを操作した。メール画面を開き、召喚者ガチャが完成した旨を入力していく――

☆★☆★☆★☆彡


「家に帰れる……」
 漫月造のとある部屋でパソコン作業をしていた緒方 唯我は、スマートフォンを見て驚きと困惑を含んだ声を出した。
(でも、戻ってこられないんだ……)
 そうなるであろうことは今までに届いたメールや愛依に聞いた話から察していた。しかし、もう揺らがない結果として報告されると心が重くなった。
「帰るの?」
 正面でキーボード操作をしていた夜桜 切菜が声を掛けてくる。いつも通りの口調と表情で、何を思っているのかは読み取れない。
「僕は……」
 唯我は一瞬言い淀んだが、長くは迷わなかった。
「まだ帰りません。ここに来た頃、僕は何をすればいいか分かりませんでした。大人と言っても、復興に役立つような知識も、魔物と戦える強さも持ってなかったし……。でも、今は毎日忙しくてやることがたくさんあるのが楽しくて……だから、まだ帰りません」
 自分が今やっていることは、自分だけができることではない。だから、気負っているわけではない。
「もうちょっと、この世界に居ようと思います」
「そう……。じゃあ、これからもよろしくね」
 肩の力を抜いたように姿勢を崩し、切菜は微笑んだ。


――――――――――――――――――――――――――――――――

<マスターコメント>

こちら、メインシナリオ最後のガイドとなります。
召喚者達が故郷に戻ることが出来るようになりました。とはいえ、まだ帰らずに漫月に残る召喚者もいると思います。その為、今回は↓

・故郷に帰る前の召喚者

の他にも、

・これからの召喚者

についてのアクションもかけられます。また、

・故郷に帰った後の召喚者

というアクションも可能です。
基本的にはメインとできるテーマは一つですが、ダブルアクションによりメインテーマを二つまで選べます。テーマは上記以外のものでも構いません。
自分の中での「最終回」となるアクションをお待ちしています。「故郷に帰った後の召喚者」に関しては、今回の時間軸ではなく、「いつかの未来」に帰還した時のアクションも可能です。

「いつかの未来」に関してのみ、プライベートシナリオとしても受け付けます。
プライベートシナリオはこのシナリオとは別扱い(別記事)となりますが、ご希望の方は
http://rosuoru.blog.fc2.com/blog-entry-53.html
上記を参考にご参加ください。こちらのご参加は8月15日まで受け付けます。

以上となります。よろしくお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――

<定員> なし
<アクション受付> 8月5日23時~
<参加締め切り> 8月9日12時
<アクション締め切り> 8月11日23時
<リアクション公開予定日> 8月31日

<参加者>
アヅキ・バル
上野木 幸蔵
佳波まどか
ミーティア・アルビレオ
織主桐夏
霜北 凪
公 玲蘭


参加希望はこちらから↓





アクション送信はこちらから。↓





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混み合っていて表示されない場合は、お手数ですが
parakeet@mti.biglobe.ne.jp
まで直接アクションを送信してください。
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  1. 2019/08/03(土) 12:00:00|
  2. シナリオガイド

【レアシナリオ】悲劇の再来を防ぐために

悲劇の再来を防ぐために


マスター:沢樹一海




 
 大人が死に絶えたパンデミックの原因となったワクチンは、タナトウィルス硬化症という病気を治す為のものだった。この病気は――
「今も消えたわけではない。未成年だけになってからも、ウィルスに罹って亡くなった子供は存在する。治す手段が無い以上はどうしようもないと、何の対策もしてこなかった……」
 一旦解散して召喚者達を帰した後、ソファに座った朝比奈 愛依は僅かに俯き、声を低めて言った。それを聞き、冨樫 慶太も下を向く。
「俺に出来るのは遺体を灰にして埋葬することだけだった。……でも、治す手段が無いのは今でも変わらないよな。研究所に行ったって……って、何考えてんだ?」
 先程、タナトウィルス硬化症のワクチンを開発した、葉刈県にある真田製薬研究所に調査に行くことが決定した。将来ワクチンの再開発が行われた時にパンデミックの原因となったワクチンと同じものが出来ないように、製造法を調べて皆に周知しようということで決まったことだ。新しい治療法をその場で見つけるのは難しいだろう。
 しかし、愛依の表情には後悔が滲んでいるように見えた。
「まるで、治す手段があったのにほっといた、みたいな顔だな」
「治す手段は無い。だが、それを探そうと行動を起こすことは出来たんじゃないかと思ってな……」
「「無理でしょ」」
 夜桜 切菜屍蔵 聖が同時に言った。2人は顔を見合わせてから、切菜が先に口を開いた。
「生活を整えることに追われる毎日の中、知識も乏しい子供だけで病気を治す方法を探すなんてできなかったわよ」
「ワクチンの資料を探すくらいなら、知識関係ないから出来たかもしれないけどね」
「…………」
 愛依は俯いたままだったが、やがて頷いた。
「……そうだな。今は出来ることをしよう。葉刈県の現状を確認し、出発の準備をしよう」

☆★☆★☆★☆彡


 葉刈県は、農地や森が多い場所だ。景観を保つ為に建物の高さは決められていて、高層ビルは存在しない。真田製薬研究所はそこの中央付近にあった。周囲500メートルは研究所の土地だが、寮が建っている他には芝が敷き詰められているだけで何もない。人の姿はどこにもなく、代わりに居るのは魔物達だった。様々な種の、統一性皆無の魔物達が暮らしている。彼等は敷地内に子供達が近付くと襲いかかり――
「あーびっくりした。ここの魔物が安全だなんて嘘じゃんか。本当だったら」
「で、でも兄ちゃん……」
「ん?」
「僕達、一度も攻撃されてないよ……?」
 ――特に攻撃はしなかった。

 そして、研究所内では――
「……もう少し……もう少しで完成する……早くしないと、いつか……」
 白いひげを蓄えた老人が、使用中の化学器材の前で声を絞り出していた。

――――――――――――――――――――――――――――――――

<マスターコメント>

パンデミックを二度と起こさないようにする為に、ワクチンを開発した製薬会社の研究所に赴くことになりました。
現地までは車で行きます。研究所への突入方法はアクションによって変わります。

今回もダブルアクションOKといたしますので、最終回に向けて入れたいアクションがありましたら遠慮なくお書きください。

同行NPCはリアクションの内容によって変わります。もうちょっと役割がある筈だった聖君あたりは特に役割がないのでリストラされる可能性があります。

以上になります。
皆様のご参加とアクションをお待ちしております。

――――――――――――――――――――――――――――――――

<定員> なし
<アクション受付> 7月17日23時~
<参加締め切り> 7月21日12時
<アクション締め切り> 7月23日23時
<リアクション公開予定日> 8月7日

<参加者>
織主桐夏
ミーティア・アルビレオ
上野木 幸蔵
霜北 凪
アヅキ・バル

参加希望はこちらから↓




  1. 2019/07/17(水) 12:00:00|
  2. シナリオガイド